【チャリダーの魅力】自転車で世界を回った旅の魅力を書いてみた。
自転車の旅を終えて日本へ帰国しました、冨田隊長です。今回、自転車旅を2017年6月に始めて北米、南部ヨーロッパ、西アフリカを旅して2018年3月に帰国しました。海外生活は2013年6月からスタートさせてたので合計で約5年です!その中でも特に印象に残ったのは自転車の旅。人生で初めて長距離の自転車の旅をしてみたんですが、これが想像を遥かに超えた魅力いっぱいの旅になりました。帰国したタイムリーな今、チャリダーマンの旅の振り返りをしたいと思います。
【自転車旅の魅力その1】旅の前と後でこれまで知ってる世界が変わって見えた!
はい、早速よくわからないタイトルで切り出しました。
これまで知ってる世界が変わって見えた!です。
これだけ言うとなんか宗教っぽいのでちゃんと説明しますね。(笑)
自転車の旅をする前は不可能だと思っていたことも自転車の旅をしたことで可能じゃないかと考えれるようになった。
が、ちゃんとした表現です。
ってのは、これまで魅力的に感じることも「できないんじゃないか?」と決めつけてたんですね。
その考え方を自転車の旅が変えさせてくれました。
今回、約1年間世界中の自分が行きたかった魅力的な場所を自転車で走りました。
自転車旅のスタートは北米カナダのトロントからでした。
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そこからアメリカ合衆国のデトロイトを経由してアメリカ第3の街シカゴまで自転車で走ったのが最初の自転車旅でした。
その距離おおよそ1,500km!
人生で初めて1,000km以上の距離を自転車で走ったのがこの時です。
先ほどリンクさせた以前の記事でも書いているんですが、旅を開始する直前までトロントから1,500km先にあるシカゴまで自転車で走れるかどうかわかりませんでした。(笑)
(写真は西サハラのリゾート地ダフラの砂漠を背景に)
でもなぜかこの時はやってみよう!
と、思えたんですよね。
このやってみよう!
という気持ちが自分の価値観を変えてくれたんだと思います。
このやってみよう!精神を貫いてみた結果、魅力的な旅をすることができました。
旅を終えた今となっては以前は無理だから〜で考えるのを辞めてた事柄も「なんとかなるんじゃないか」と可能性を考える気持ちにさせてくれました。
これが最初に言った世界が違って見えるようになった思考の変化です。
【自転車旅の魅力その2】自転車の旅は見える世界を広くさせてくれた!
次は旅について。
2013年に日本を飛び出してからはフィリピンで基本生活&仕事をしてたんですが、その合間にも旅をしてました。
その全てがバックパッカースタイルだったんですけど・・・
自転車に乗ってしまってからは、バックパッカースタイルで旅しても十分に楽しめなくなってしまいました。
いや、厳密に言うとバックパッカーでも楽しいんですけど、、、
でも、
でも、
なんか物足りなく感じてしまうようになったんですよね。(笑)
それくらい自転車の旅は冒険要素が強くて、魅力的で、刺激に満ち溢れているんです。
(写真はネバダ州のインターステイトハイウェイ80号から望む日の出)
また移動するのに自転車のスピードは程よいと思いました。
公共交通機関で移動するとどうしても早いんですよね。
飛行機なんて論外!(旅人としては全く楽しくない乗り物)
バスや車はスピードが早いのでじっくり見れない。(寝てしまうので実際、覚えてませんw)
自分の場合列車や船の旅は特別な魅力があるのでOK!(個人差ありますのでお気にせずにw)
逆に徒歩を考えるとちょっと遅すぎるんですよね。(日数がかかり過ぎます)
それに走るだと体力が持ちません。(そんなに走れませんw)
ってなると自転車の旅って人間が楽しめてゆっくり旅するのに最適なやり方だと思います。
現に、バックパッカーで周った時より、自転車で旅した方がはるかに景色を記憶してます。
そういう意味でも自転車旅の方が世界を広く見させてくれました。
【自転車旅の魅力その3】現地人とめちゃめちゃ交流できた!
自転車の旅の魅力はゆっくり移動するので現地人と交流する機会が多くありました。
旅の醍醐味はやっぱり現地人との関わりですよね。
特に、先進国では自転車の旅が圧倒的にいいなと思いました。
日本も同じですが、先進国って生活環境が整っているので他人と干渉しないで済む生活が成立してるんですよね。
だから先進国で現地人と関わるって意外と難しいんですよ。
関わるというのは、単に挨拶とかだけじゃなくて深い会話をする間柄になることです。
これを打開させてくれたのが自転車の旅でした。
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自転車で旅したおかげでカナダやアメリカでは多くの人たちと関われました。
やっぱり自転車で走ってると類は友を呼ぶんでしょうね。(笑)
本当にクレイジーで魅力的な人たちに出会えました。
中には家に泊まらせてくれたり、料理を作ってくれたり、ヒッチハイクさせてくれたりと、貴重な体験ができました。
(写真はワイオミング州のデビルスタワーロッジのオーナークレイジーフランクさんと)
更に自転車旅の恩恵があります。
先進国だけじゃなく途上国でも思いっきり良い交流ができた事実です。
途上国でチャリダーをやってると出会う人が良い!
チャリダーとして途上国を旅したら途上国に対する印象がこれまでと変わりました。
どう言うことかと言うと、途上国で最も面倒な要素であるボッタクリをしてくる人や強引な客引きに会わなくて済むという事です。
公共交通機関を使って旅するバックパッカースタイルだとどうしてもバスターミナルや駅など、人が多い場所に必ず行かなければいけません。
そういう場所ではやっぱり商売になるので客引きやボッタクリ、スリが多く潜伏してるんですよね。
でもチャリダースタイルの自転車の旅だったらそんな場所に行かなくていい。
つまり面倒な輩に会わなくていいんです!
これが最高でした。
(写真はアフリカ大陸のリベリアで休憩してた時の子供達の笑顔)
だから人によっては外国人なんて初めて見た様な扱いをされ楽しかったですね。
しかも途上国のローカルの生活にも混ぜてもらえ、凄い面白い体験をさせてもらえました。
チャリダーをやったおかげで先進国だけじゃなく途上国でもめちゃめちゃ良い人たちに会えました。
バックパッカースタイルと自転車旅のチャリダースタイルを経験しましたが、圧倒的にチャリダースタイルの方が出会う人が良かったです。
【自転車旅の魅力その4】チャリダーをやってると太らない!
チャリダースタイルで旅すると体にめちゃめちゃ嬉しいことがあります。
それは・・・
マジで痩せる!!!
自転車をこいでるので痩せるって想像しやすいと思いますが、本当に痩せます!
自分は最高で10キロ痩せました。
だから魅力的な体を作るチャンス!
今はリバウンドしないか心配ですが。(笑)
(写真はミネソタ州のホストの家でみんなで食事)
旅中は、めちゃめちゃ食べても太りませんでした。
更に言えば毎日めちゃめちゃ疲れてるので、ご飯が限りなく美味しくなります。
特に100km以上走った日に飲むビールはもうたまらんです!(笑)
チャリダーとなれば食べても飲んでも太らない嬉しい呪いにかかります。
長い時は12時間以上自転車をこいだ日もあるので、痩せない方がおかしいですね。
また通常だと、体重が減ると風邪を引きやすくなりますよね。
でも自転車旅をやってると健康的に痩せるので体重が減っても風邪を引きませんでした。
まぁそれだけ健康的なんでしょうね。(笑)
体にも健康的で魅力的な自転車の旅です!
【自転車旅の魅力その5】自分自身がとにかく元気になった!
自転車の旅を始めてから最も変化があったのはやはり自分自身です。
とにかく元気になりました。
やはり毎日体を動かして旅をするわけなので、常に運動している状態みたいなもんなんですよ。
(写真はフランス国境からイタリアのジェノヴァまでの道のり)
だから人と会話をするにしても元気に受け答えできるようになってました。
感覚的に言えば、ウォーミングアップをやった状態で生活している感じ。
体が元気になると外側だけじゃなく内面もすごく元気になるんだと思いました。
内面が元気になるってどういうことか?
テンションが高い状態をイメージしてもらえればいいと思います。
多少嫌なことがあってもテンションが高かったらくぐり抜けられたりしませんか?
この状態を持続させれるのがチャリダーだと思います。
嫌なことがあっても気にしないって最強ですよね。(笑)
(写真はアフリカ大陸のギニアビサウの首都ビサウでお世話になった家族と)
本当にそんな感じで旅ができたので最高でした。
旅するならチャリダースタイルを超オススメします!!!
【チャリダー体験者が語る】自転車の旅のデメリット!
ここまで自転車旅の魅力を語りましたが、デメリットもあります。
【チャリダーの試練その1】チャリダーは天候にめちゃめちゃ左右される!
まず天候ですね。
天候に左右されまくるので、時期をしっかり選んで旅をしないとしんどいです。
特に北極に近いアラスカや北欧、南米の南端パタゴニアなどは時期を選ばないと無理ですね。
真面目に死にます。(笑)
熱帯地方でも死なないにしろ、とにかく暑い。
日焼けや感染症も注意しなければいけません。
自分はアフリカを旅した時に蚊に刺されてマラリアになりました。
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砂漠地帯では日陰もないので本気で移動する覚悟が必要になります。
あと、逆風の時が本当にキツかったですね。
思った以上に風が影響するんですよ。
北米やアフリカのモーリタニアでは風がすごい強かったので大変でした。
自分は幸いにも雨の日がそんなに多くなかったので印象がありませんが、雨の日の自転車はしんどいでしょうね。(笑)
【チャリダーの試練その2】とにかく時間が必要!世界1周するなら2年以上は絶対いると思われる!
今回、自分は北米、南部ヨーロッパ、西アフリカだけチャリダーとして旅しました。
これだけでも随分な範囲を旅してますが、まだまだ地球は大きいです。
これだけの範囲を走るのに1年近い時間がかかりました。
チャリダーとして走った合計は約20,000kmです。
でも地球一周するなら最低でも40,000kmは必要です。
(地球一周は赤道直下で40,000km)
(写真はギニアビサウのケボからギニアコナクリのボケに続くジャングル国境越え)
つまりまだまだなんですね〜。(笑)
だからチャリダーで世界一周してる人たちって旅にめちゃめちゃ時間を費やしている人たちなんですよ。
バックパッカーで世界一周する人はぼちぼちいる時代になってきましたが、1年以内で帰国する人が大半です。
と、考えるとチャリダーで世界一周ってめちゃめちゃ時間かかるんですよね。
天候や時間の部分でデメリットはありますが、それでも自分は自転車の旅を支持します。
自転車旅の最も魅力的な恩恵!
最後に、自転車旅をしたことで受けた最も魅力的な恩恵について。
それは本気でやるってクッソ楽しい!と思えるようになったことです。
暑っ苦しいですが、本気でやるって最高なんだと思いました。(笑)
チャリダーをやってると、やっぱりハードな局面が多いです。
特に無人地帯を数百キロ走らなければならない場面とか自分との戦いです。
飯とか洗濯も当たり前ですが、全部自分でやる自転車の旅。
(写真はスペインから望む夕日に照らされるロック・オブ・ジブラルタル)
でも、めちゃめちゃ楽しかった。
それは間違えなく本気で旅したからだと思います。
場所によっては本当に本気で走らないと死んでしまうような場所ありますからね。
そんな場所だから更に燃えますよね!(笑)
それがクッソ楽しかったんですよ。
ほら、学生時代の部活みたいな感じです。
その感覚を再現できたのは自転車の旅です。
本当に魅力いっぱいな自転車旅はオススメです!
まずは1,000kmくらいの距離を半月くらいのペースで旅してみませんか?(笑)
まとめ
海外生活合計5年、最後の1年は自転車で北米、南部ヨーロッパ、西アフリカを旅して日本へ戻ってきました。
正直、アフリカ大陸を自転車で走ると思ってなかったので自分でもびっくりです。
でも、人間ってやろうと思えばできるんだなって気づかせてくれたのも自転車の旅でした。
本気でやるってクッソ楽しい!
さぁ!あなたもチャリダーになろう!(笑)
そんじゃ、また。
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