今がチャンス!モーリタニアビザ大幅値下げ!砂漠の遊牧民族と世界遺産シンゲッティ!
現在、自転車でアフリカ大陸のセネガルを旅してます、冨田隊長です。今回は、一つ前に走ったモーリタニアのビザと国柄、安宿を紹介したいと思います。実は2016年まではモーリタニアビザは物凄い高いビザでした。2017年に入ってからビザ費用が大幅値下げとなりモーリタニアへ行くなら今でしょ!と言うことで今回は遊牧民族とシンゲッティの街と安宿について書いてみたいと思います。
【今がチャンス!】モーリタニアのビザが大幅値下げ!
今回は3つモーリタニアの特徴を紹介したいと思います。
【今がチャンス!】モーリタニアのビザが大幅値下げ!
モーリタニアの世界遺産シンゲッティの街!
砂漠の遊牧民族モーリタニア人の家にホームステイ!
一つはモーリタニアのビザについて。
もう2つは砂漠がキーワードなモーリタニアらしい情報です。
それではまずモーリタニアのビザ情報からです。
実は2016年まではモーリタニアビザは鬼のように高いビザでした。
その値段、なんと1ヶ月シングルエントリーで120ユーロ!!!
ヤバい値段だったモーリタニアビザですが、なんと2017年に入ってから大幅値下げ情報が!
その値下げ後の値段ですが、55ユーロへ!
半額以下でビザを取得できるようになったんですね。
また情報が錯乱してますが、現在モロッコからでもセネガルからでもモーリタニアへ入国する際に国境でビザの取得が可能です。
(2017年12月現在)
ビザ取得情報は流動的なので常に最新情報を確認してください。
これはモーリタニアへ行くチャンス!
と、言うことで今回はモーリタニアらしい砂漠の遊牧民生活と世界遺産シンゲッティの街と安宿情報を書いてみたいと思います。
モーリタニアの歴史を知るなら砂漠の街シンゲッティへ!
それでは世界遺産に登録されているシンゲッティの情報です。
シンゲッティはモーリタニアのほぼ中央部にあるオアシスの街です。
街の真ん中に枯れた川があり、その両サイドに旧市街と新市街があります。
世界遺産に登録されている旧市街は川の東側にあり、宿があるのは新市街側です。
シンゲッティの何が世界遺産なのかというとモーリタニアのイスラム教の聖地だそうです。
遥か昔はモーリタニアからサハラ砂漠を超えてサウジアラビアのメッカまで巡礼していたそうです。
その起点となった街がシンゲッティなんですね。
今回、シンゲッティでゲストハウスを営んでいるモーリタニア人に案内してもらいました。
シンゲッティの見所は2つありました。
シンゲッティの魅力!12世紀に建てられた現役の世界遺産のモスク!
まずは12世紀に建てられたモスク。
周りの街全てが古いレンガ造りになってて歴史を感じるスペースになってます。
でもモスクにあるメガホンがどうしても現代的でミスマッチ。
案内してくれたモーリタニア人に尋ねると「このモスクは観光のためのモスクではなく、イスラム教徒のためのモスクだからメガホンは必需品なんだ」とのこと。
まぁ確かに。(笑)
頭じゃ理解しますが、やっぱりミスマッチです。
メガホン以外はマッチングしてました。
シンゲッティの魅力!イスラム教徒の図書館!
もう一つ、シンゲッティの見所は図書館。
最初、図書館だとわかりませんでしたが、ここが図書館です。
図書館には現地人の案内がなければ中へ入ることはできません。
入場料:1,000ウギア(350円程度)
中には古い書物があり、壊れてしまうのを防ぐために触ることはできません。
ですが、モーリタニア人の案内があれば見せてもらえます。
写真もフラッシュを焚かなければ撮ってOKです。
特に図書館の鍵がユニークでした。
面白い文化です。
シンゲッティの街が旧市街と新市街に別れているのは、理由があり旧市街地がサハラ砂漠の砂に埋もれる可能性があるからだそうです。
元々、人々は旧市街に住んでたようですがサハラ砂漠の砂が民家を覆うようになり新市街地が作られたようです。
家の玄関だった場所には砂が蓄積していまでは屋根の上から中に入る家もありました。
砂漠の砂を取り除くためにヨーロッパの国から援助も受けてるみたいです。
近い将来砂漠に飲まれると言われているシンゲッティ。
のどかな場所なので砂漠に埋もれてしまう前に行っておきた場所としてオススメです。
モーリタニアの遊牧民の家に滞在
シンゲッティと合わせてオススメしたいのがモーリタニアの遊牧民族!
自転車で旅をしているのでシンゲッティへの道中に遊牧民の家にお邪魔することができました。
遊牧民族の生活を体験でいたの書いてみたいと思います。
シンゲッティへは、モーリタニア鉄道を下車して中継地点であるアタールを目指しました。
モーリタニア鉄道についてはこちらを見てみてください。オススメ!
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鉄道を下車したシュムからアタールを目指す道中に遊牧民の家族と遭遇できました。
彼らと意思疎通が取れたのでそのまま砂漠のど真ん中で宿泊させてもらうことに。
彼らは公用語のフランス語すら話せないので深いコミュニケーションは取れませんでした。
(まぁフランス語が話せないので彼らがフランス語を話せても同じですがw)
彼らはどんな仕事をしているのか尋ねると石を見せてもらいました。
モーリタニアの砂漠の遊牧民の生活は家畜と鉱物採取が主流のようです。
羊とラクダがいて、子供達は家畜と遊んでいるまさに遊牧民生活でした。
またモーリタニアの遊牧民族の食事が独特なんですよ!
炭火で燻したパンと卵や、遊牧民の食事であるラクダのミルク、ズリックをもらいました。
ラクダのミルクに水を入れて薄めて少し砂糖を加えたテイスト。
ズリックを飲めたのは貴重です。
まぁ普通の牛乳の方が自分は好きですね〜。(笑)
しかしながらモーリタニア料理は期待を裏切るほど美味しかったです。
その他のモーリタニア料理はこちらからどうぞ。
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イスラム教徒であるモーリタニアの遊牧民生活!
砂漠の遊牧民族である彼らは強いイスラム信者でもあるんです。
だから1日に何度かお祈りの時間がありました。
資源が少ない砂漠なのにお祈り用の場所を別に作っていて、そこは規律があり女性が入れない場所。
もちろん、イスラム教徒じゃない自分も入りませんでした。
入れないのかもしませんが。w
また自転車に女の子が乗ろうとするとお父さんがめちゃくちゃ怒ります。
男の子はOK。
理由はわかりませんが、イスラム教の教えに反しているんでしょうね。
彼らの生活様式が日本と全く違うので本当に世界の広さを感じます。
個人的にイスラム教の規律は、女性にはちょっと厳しい社会制度な気もしますが・・・。
彼らと過ごして何が一番驚いたかというと、価値観の違いです。
想像して欲しいのですが、人前で用を足すことができますか?
ビックリしたのは女性でも人前で用を足す人がいたということです。
これにはビックリ!
え?
そこでするの?
って思いましたね。
彼ら彼女らに羞恥心はないのか?
と思う自分は日本社会で育ってるからなんだろうなと思いました。
これが習慣が人を造るという具体例だと思います。
人前で用を足すことよりヒジャブ(イスラム教徒のスカーフ)を外す方が彼女らからすれば羞恥なんだろうなと。
モーリタニアの異文化ぶりはなかなかのものでした。
世界遺産シンゲッティへの行き方と安宿の紹介!
最後に世界遺産の街シンゲッティまでの行き方と安宿の紹介をしておきます。
世界遺産の街シンゲッティへの行き方・帰り方
シンゲッティまではモーリタニアの首都ヌアクショットからは相乗りバンに乗って6時間〜7時間くらいで到着します。
途中でアタールを中継地点として挟みます。
ヌアクショットの相乗りバンの乗り場はこちら。
街の北東にあります。
アタールまで5,000ウギア(1800円程度)
シンゲッティまでは更に2,000〜3,000ウギア(700〜1,000円程度)です。
モーリタニアの中継地点アタールからシンゲッティへ行くにはこちら。
ほぼ街の中心なので分からなければ人に聞けば大丈夫です。
アタールの街は観光客に慣れているので、ボッタクリしてくる人も多いので注意!
実際、あとで気づきましたが信じてみたアタールで出会ったモーリタニア人は何かしら追加料金を加算する守銭奴でした。(笑)
まぁ途上国なのでこの辺のトラブルは否めませんね。
世界遺産の街シンゲッティからアタールやヌアクショットへ行く場合は、宿泊しているホステルの人にアレンジしてもらった方がいいです。
特に土日は1日に1便(早朝)のみだったりするので見逃したら延泊は必須ですからね。
世界遺産シンゲッティの安宿オルベージュガルガ
シンゲッティの安宿はこちら、オルベージュガルガ!
料金は個室2,000ウギア(700円程度)。
ドミトリーなら1,000ウギア(350円程度)。
Googlemapには表示がないので載せれませんが、旧市街に一番近い場所にある安宿です。
WiFiはありますが、安宿なので基本シグナルが弱すぎて使えないです。(笑)
オルベージュガルガでWiFiを使うなら早朝か深夜がオススメ!
(と言うかそのほかの時間帯はWiFiがほぼ使えないw)
安宿オルベージュガルガの宿主、モーリタニア人(アブドゥ)は日本の大阪に行ったことがあり、日本語を少しだけ話せます。
アブドゥが今回シンゲッティを案内してくれました。
アブドゥは英語を話せるし、案内料を取られなかったので良心的。
料理も作れるベジタリアンです。(800ウギア)
アブドゥ曰く、「モーリタニアは治安が悪いと言われるけど、悪くない。もっと日本人にきて欲しい。日本人がくれば日本語を話す機会があるから嬉しい」と寂しがってました。
なので、シンゲッティへ行った時は安宿オルベージュガルガに泊まって、ぜひ彼に日本語で話しかけてあげてください。(笑)
まとめ
モーリタニアの砂漠文化は日本の文化とは大きく違います。
モーリタニアはイスラム教の異文化を体験するならオススメの国の一つです。
シンゲッティの宿主のアブドゥが言うようにモーリタニアの治安は悪いようには見えませんでした。
マリやアルジェリアとの国境付近は危険とされますが、そこは完全なサハラ砂漠で通常の旅行者が行ける範囲じゃないですからね。
ビザの大幅値下げ大バーゲンの今がチャンス!
そんじゃ、また。
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