オセアニアの秘境!パプアニューギニアのマッドマン達に会いに行ってきた!
秘境ハンターの冨田隊長です。今回はオセアニアのパプアニューギニアについて。オセアニア地域は世界経済から最も隔離されている地域になってて、それを実証させくれたのがパプアニューギニアでした!パプアニューギニアは世界で最も言語が多い国で多民族国家、言語の数は800を超えます。そんなユニークな国パプアニューギニアで生息しているマッドマン達へ会いに行ってみました!
オセアニアのパプアニューギニアってどんなところ?
まずパプアニューギニアってどこって人が多いと思いますので、場所から。
独特な国名なので聞いたことある人は多いと思います。
が、実際に行ったという人はかなり珍しいですね。
多くの旅人に会いましたが、パプアニューギニアへ行ったことがあるという旅人はまだ数人しか会ったことないです。
場所はインドネシアの東、オーストラリアの北、ソロモン諸島の北西にあります。
(ピンはパプアニューギニアの首都ポートモレスビーに指してます)
それで世界の秘境パプアニューギニアへ行こうと思ったのはとっても単純な理由からでした。
理由は名前が面白い!からです。(笑)
パプアニューギニアなんて印象的な名前の国、誰がつけたんでしょうね。
歴史的なことをいうと元々、北のパプアと南のニューギニアに別れていたそうです。
第一次世界大戦で敗戦したドイツが占領していた北のパプアを放棄したことで、イギリス領だった南のニューギニアと合併してパプアニューギニアが誕生したと言われてます。
日本からパプアニューギニアへの行き方!
パプアニューギニアに行かずにはいられないと早速航空券を探しました。
そして航空券を調べていると驚きの事実がわかりました。
なんと秘境の国パプアニューギニアの首都ポートモレスビーまで日本から直行便があったんです。
パプアニューギニアまでは日本からニューギニア航空が就航しています。HPはこちらからどうぞ。
ただし、ニューギニア航空は国を代表する航空会社です。
日本で言えばANAやJALレベルです。
だからLCCのように値段が安くなかったのでビンボーバックパッカーは乗れませんでした。(笑)
自分はオーストラリアも見てみようという気持ちでオーストラリアのケアンズを経由して、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーまで行きました。
日本からパプアニューギニアまでの最安の行き方はオーストラリアのケアンズ経由がオススメ!
ケアンズまではLCCで有名なジェットスター航空が就航しているので、タイミングが合えば安くオーストラリアまで行けます。
さて、パプアニューギニアまでの行き方もわかったので本題に入りたいと思います。
【パプアニューギニアの治安】オセアニアの秘境!パプアニューギニアはこんな国!
パプアニューギニアのイメージってどんなイメージですか?
見たことないですけど、アニメのパプア君のイメージで動物を狩って生活してそうですよね。
この平成時代にそんな生活をしながら生きている国があったら面白いと思いませんか?
どうなんだろうと期待はしてました。
が、実際のパプアニューギニアは近代的な部分もあり、首都のポートモレスビーは普通に街でした。(笑)
ポートモレスビーはそこまで大きな街ではないですが、とても狩猟民族がいる雰囲気ではなかったですね。
そして航空券を取った後に調べてわかったことがありました。
パプアニューギニアは治安が悪い!!!
本当にこれは残念ですが、事実です。
実際、自分は首都のポートモレスビーで人生初めてのホールドアップにあいました。(汗)
今だから笑えますが、ポートモレスビーは治安が悪く危険です。
パプアニューギニアの首都ポートモレスビーでは強盗が日常茶飯事らしいです。
ポートモレスビーに現地の友人がいるので、治安について尋ねると、警察でも取り締まれないレベルらしいです。
理由は社会インフラに要因があるようです。
ほとんど未開拓なパプアニューギニアでは首都のポートモレスビーですらジャングルがすぐ近くにあります。
ですから犯罪を犯してもジャングルに潜り込んでしまわれると警察でも犯人を捕まえるのは非常に困難だとか。
ラスカルと呼ばれる犯罪をする集団が潜伏していて、現地人ですら怖いと言ってました。
特に夜のポートモレスビーを徘徊するのは自殺しに行くレベルだとか。(笑えません)
治安の関係上、首都のポートモレスビーはオススメしません。
(現地人曰く首都ポートモレスビーと第二の街レイの治安が良くないらしい)
ではパプアニューギニアのどこがいいのか!?
首都ポートモレスビーやレイ(第二の都市)等の都市を除いて田舎へ行けば治安がずいぶんとよくなります。
それでも夜は出歩かないようにした方がいいですけどね。
【オセアニアの秘境】パプアニューギニアのマッドマンに会いにゴロカへ!秘境の地ゴロカへの行き方!
ここからはパプアニューギニアの少数民族マッドマンに会いに行った時のお話を。
パプアニューギニアには国の真ん中を東西に巨大な山脈が走っており、南北の交通を隔てています。
その山脈の中にいくつか町があるのですが、その一つにゴロカがあります。
紹介したいのはパプアニューギニアの伝統民族が暮らすゴロカという町です。
地図でいうとここです。
ちょうどパプアニューギニアの中心辺りにあります。
そして超ビックリしたのがポートモレスビーからゴロカまで陸路で道がないそうです。
え?
同じ島で同じ国なのに道がない?
じゃ、どうやって行くの?
って思いますよね。
ゴロカまでの行き方を聞きましたが、驚愕の事実が!
パプアニューギニア人から教えてもらったゴロカへの2つの行き方
1つは飛行機で行く!
最も主流な行き方が飛行機です。
でもパプアニューギニアの飛行機は高いんです。
国内線でも普通に片道2万円とかします。
まぁ高いと言いながら、結局自分は飛行機の行き方を選んだんですけどね。
ってのも、もう一つの行き方があまりにも修羅すぎたので。(笑)
パプアニューギニアを縦断するもう一つの行き方はなんと徒歩!
どうやらパプアニューギニアの山脈を1週間かけて縦断することができるそうです。
いやいや、熱帯ジャングルの山を1週間っすか。
しかも4,000mの山を越えて1週間っすか。
予想外の行き方に流石に同意しきれませんでしたね。(笑)
ってことで大人しく飛行機でゴロカへ向かいました。
パプアニューギニアの伝統民族マッドマンが生息するゴロカのアサロ!
首都ポートモレスビー( Port Moresby)からマッドマン達が生息すると言われるゴロカ(Goroka)まではマウントハーゲン(Mt.Hargen)という街を経由して行きました。
首都ポートモレスビーに比べると本当に本当に小さな村ゴロカ。
山の上にあるので空気が綺麗でした。
ゴロカで早速マッドマン達の情報を集めました。
するとマッドマン達はゴロカから少し移動した場所(アサロ)に生息していることがわかりました。
(もう気分はポケモンを捕まえに行くような感じですw)
ゴロカの町からPMVと呼ばれる現地の相乗りバスに乗ってマッドマンが生息するアサロと呼ばれる集落へ行きます。
アサロと呼ばれる集落がマッドマンが生息する集落になります。
アサロはこの辺です。
アサロはゴロカよりさらに田舎でした。
というか、アサロの田舎具合が半端ないです。(笑)
村全体、電気・ガス・水道がありません。
これで、もうすでに十分不便ですよね。
ですが、アサロは世界の秘境と呼ばれるパプアニューギニアの田舎です。
アサロの生活はとんでもない田舎レベルでした。(笑)
アサロに到着してトイレに行きたくなりました。
なのでパプアニューギニア人にトイレはどこか尋ねました。
もちろん、返ってきた返事は草むらを指さして「その辺の藪でしろ」です。(笑)
はい、、、わかりました。(笑)
まぁ男子なのでトイレが野外ってのはいいんですけど。
女性はちょっと厳しいよね。
草むらには普通に野生の豚がたくさんいます。
可愛いですが覗くなこのヤローみたいな状態です。(笑)
更に面白かったのはお風呂でした。
皆さん、想像してください。
電気・ガス・水道・トイレがない村のお風呂はどんなものだと思いますか?
答えは・・・
沐浴!!!
なんだ~、川か。
と思った人、ちょっと待ってください!!!
アサロを流れている川はその辺の川と同じじゃありません。
先ほども説明しましたが、パプアニューギニアの中央部には4,000mを超える山脈があるんです。
その山脈から流れてくる水がゴロカやアサロを流れる川を作ってます。
4,000mの山脈から流れてくる川の水温どれくらいか想像できますか?
熱帯の国パプアニューギニアでも4,000mの山から流れる水、、、
それはそれはもう、、、
超超超冷たいわけですよ!(笑)
冷たくて気持ちいいを通り越えて寒くて痛い!と思ってしまうほど気合がいるレベルです。
ですので、現地人はある儀式をして沐浴をしていました。
その儀式とはなんでしょうか?
答えは・・・
体が熱くなるまで川岸を走りまくるwww
なるほど!
と、自分も川へ飛び込む前にパプアニューギニア人と同じように沐浴の儀式である河岸をダッシュしまくりました。
シャワーを浴びる前にひと汗かいたらそれはさぞかし気持ちいいわけですね。(笑)
熱帯の国パプアニューギニアですが、国の真ん中に山脈があり標高4,000mを超える山々があるので夜や朝は普通に寒かったです。
夜はロウソクの灯りだけ。
その辺には野生の豚がウロウロしている光景がアサロでした。
パプアニューギニアの秘境!アサロのマッドマン!
いよいよ今回の本題であるマッドマンに会いに行きました。
いよいよ本命のマッドマン達の登場です!
ただ〜
お気づきな方も多いと思いますが・・・。
今の時代マッドマン達は泥のお面を被って生活はしていないです。(笑)
従ってマッドマンになってもらう必要があるんですね。
(彼女らはマッドマンじゃありません、別の少数民族です)
なのでマッドマンを見るなら観光になるので有料です。
でもせっかくパプアニューギニアの奥地まで来たのですから、マッドマンの儀式を見たいですよね!
現地のツアー会社にお願いするとマッドマンを見るなら300キナ(約15,000円)かかると言われました。
それは流石に高い!
なので自分は直接交渉しにアサロのマッドマンの村へ。
交渉の結果100キナ(5,000円)でマッドマンの儀式と+50キナ(2,500円)でモコモコ族のダンスを見せてもらいました。
まぁ一人で7,500円はボチボチいい値段ですが、秘境のマッドマンとモコモコ民族を再現するのであれば背に腹は代えられません。
(多分グループで値段一緒なんで、カップルのデートにどうですか?w)
泥を体に塗ったくったマッドマンの儀式を見させてもらいました。
(マッドマンの儀式は雨乞いとかお願い事をする時に行うのが通常)
パプアニューギニアのミッションここで達成!
マッドマンの儀式を見終わった後はマッドマンになってくれたパプアニューギニア人の家に宿泊させてもらいました。
マッドマンが生息する世界の秘境アサロの村に泊まれる体験ができたのは貴重でした。
まとめ
無事にアサロのマッドマン達と出会うことができました。
パプアニューギニアは本当に田舎具合がヤバイです。
とても平成時代の日本で例えることができません。
強いて言うならば、室町時代くらいじゃないですかね?(笑)
なぜなら未だに魔女狩りが行われていたり、雨乞いや、生贄などの文化もありますから。
マッドマンのような少数民族の儀式は本当に異世界ですね。
世界の広さを感じさせてくれるパプアニューギニアでした!
そんじゃ、また。
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