ネットワークビジネスセミナーに参加して気づいた日本人の幸福度が低い理由。
フィリピンをはじめ世界のいくつかの途上国を巡って感じた日本との違いはたくさんあります。その気づきを持って、日本へ帰国後にてネットワークビジネスのセミナーへ参加してみました。そこで感じたなぜ日本人の幸福度が低い理由を考えてみたいと思います。
ネットワークビジネスの特徴は不安を煽る
ネットワークビジネスの特徴はずばり会員登録へ誘導するために現状に不安を与え、将来恩恵を受けるように仕向ける謳い文句が飛び交います。
自分は全く予想してない状態でセミナーへ参加することとなり、どのように営業しているのか注意して聞いていました。
平均年収の話と経済新聞
基本的にネットワークビジネスを取り組もうと考えている人の心理はお金がもっと欲しいという人です。
つまり本業からの収入に満足していない人が多いのです。
従って職業別の平均年収のグラフを出します。
どの業種が最も高い年収を得ているのか比較させています。
また日経新聞の切り抜きを掲載して職業別の収益を話題にしています。
ここでネットワークビジネスで取り扱う商品に関連する業界は他の業界と比較させて、見栄えをよくするようです。
将来の勝手な不安を予想
次にネットワークビジネスで取り扱う商品を紹介した後に、その商品が関係する業界の今後のトレンドをグラフにして将来を予想させます。
どこまで本気で計算されたデータかわからないグラフに加えて最初の不安要素とネットワークビジネスの魅力を伝えてセミナーへ参加する人たちの勧誘を行うのは王道のようです。
今までいくつかのネットワークビジネスのセミナーへ参加しましたが、どれも正直手口は同じです。
将来の不安を募らせ、ネットワークビジネスを始めるなら「今でしょ!」と会員登録に励むのですね。
途上国の人たちは共同生活、日本人は個人生活
途上国では生活は集団で補って成立しているという習慣があります。
事実、経済力は日本や先進国に比べて低いので集団でなければ生きていくことが困難なのは理解できます。
ですが、そこには副産物的要素として他人と共存する意識があります。
日本人は途上国の人々に比べて便利な生活環境を求める傾向が強いと思います。
経済力があると便利で快適な時間や空間を手に入れれるからです。
これによって他人と共存する意識が低くなります。
つまり他人とは別である意識が強くなるのです。
この考え方が蔓延しているからか、ネットワークビジネスの手法に他人と比較させたり、将来を予想させて自分は他人より先へ進んでいるという考え方を植え付けているように感じました。
他人と競争することは品質やサービスを向上する面で必要な要素ですが、その意識が高くなれば本人はつらくなります。
ですが、上記のような考え方では必ず疲れてしまうだろうなと感じてしまいました。
ネットワークビジネスのセミナーに参加しましたが、商品の事は一切覚えてません。
しかし、日本人はなぜ経済力が高いのに幸福度が低いのか、また途上国の人々がなぜ経済力が低いのに幸福度は高いのか判った気がします。
フィリピン留学を検討されている方々へ
フィリピンは途上国に分類されます。現在は世界的に見てもGDPの成長率が高く、また若年層の人口割合も高いので、今後さらに発展する国です。
そのフィリピンにおいては日本以上に貧富の差が激しくなっています。
以前の記事で日本とフィリピンの幸福度について書いてみました。よければ下記リンクから参考にしてみてください。
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ですが、フィリピン人の生活は家族や近所といった集団の中で生活している習慣があるので日本人のように孤独を感じたり、心の貧乏を感じる事は少ないようです。
事実、自殺数を見てもらえば日本人とフィリピン人の心の余裕が違うのはわかります。
フィリピン留学は基本的に学校内ですべてが完結する生活です。
従って長期留学期間の生徒でなければフィリピンのローカルを体験することは稀かもしれません。
ですが、もし時間があればフィリピンのローカル生活を覗いてみて欲しいです。
今の日本にはもうない光景がフィリピンのローカルの生活にはまだ残っています。近所づきあいレベルではないですよ。
朝からオジサンたちは集まってお酒を飲んだり、子供が走り回ったり、人々が交流し合って活気がある生活が見れます。
まとめ
便利になるのは非常に素晴らしい事ですが、結果的に競争や不安を生んで幸福度を下げてしまっているのであれば本質的には悪い道と判断されてもおかしくありません。
ネットワークビジネスの皆さん、心のリセットでフィリピンへ行ってみてはいかがでしょうか。
そんじゃ、また。
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