【オーストラリアワーホリ利用者ランキング】台湾人と中国人の奇妙な恋愛物語。
オーストラリアは世界中から多くのワーホリメーカーが集まる国ですよね。今回、このオーストラリアのワーホリを利用している人数を国籍別に分析してみました。すると驚くべき結果が!なんとオーストラリアのワーホリ利用者数国別ランキング2位になったのは台湾人でした。そこにはこんなエピソードが。これはオーストラリアで出会った台湾人の奇妙な物語です。
国別オーストラリアのワーホリ利用者ランキング!
本題に入る前にオーストラリアのワーホリを利用している人数を国籍別にランキングした資料があったので、見てみましょう!
参考にしたサイトはオーストラリア政府が発表しているこちらのサイトです。
Working Holiday Statistics in Australia
こちらの資料で公開されている資料を添付しました。
このグラフを見るとオーストラリアの国別ワーホリランキングが示されていますよね。
一番多い国籍はイギリス人です。
オーストラリアは歴史的にイギリスの植民地であったことと、母国語が英語であるという共通事項があるので納得がいきます。
次に多いのがなんと台湾人でした!
アジア勢では1番多く、イギリスの次です。
これが意外すぎてビックリ!
台湾とオーストラリアの間にワーホリ協定が結ばれたのは2004年です。
この資料は2015年のものですから僅か10年そこらでランキング2位に台湾が入ってます。
3位は同じアジアから韓国となってました。
参考までに日本は7位でした。
なぜこれほどに台湾人にとってオーストラリアのワーホリは人気なのか不思議じゃないですか?
台湾の人口は2352万です。(2016年12月現在)
日本のわずか5分の1の人口です。
その台湾から多くの人たちがワーホリビザを利用してオーストラリアへ渡航しているんです。
ランキングを調べて、この事実を裏付ける実話を思い出しました。
オーストラリア滞在中に出会った台湾人の話をしたいと思います。
実際にオーストラリアで出会った台湾人の友達と話から台湾について考えさせられました。
オーストラリアに多くの台湾人がワーホリをする理由!世界から認められていない国・台湾!
台湾は世界から認められていない国!?
なんて聞くとびっくりしませんか?
この表現はちょっと語弊があるので、正しく表現すると台湾は世界の多くの国々から国家承認されていない国なんですね。
証拠はこちらの台湾政府が公開しているサイトを参考にしてください。
この情報によると2016年12月現在で台湾を独立国として認めている国は僅か21ヶ国しかありません。
そしてご存知でしたか?
我々、実は日本も台湾を独立国として認めていないのです。
えええええ!ですよ。
びっくりですよね・・・
では、なぜ認めていないのでしょうか。
これには歴史的背景と経済的理由があります。
現在の中国を実効支配しているのは中華人民共和国です。
中国ネタになるので中国人キャラのシャオシャオから説明してもらいましょう。
中国と台湾の成り立ち!
中国ネタを最近書いてないから全く出番を作ってあげれてないので、今日はよろしく。(笑)
じゃ話を約100年前まで戻したとこからね!20世紀当初までは現在の中国の領土は清という王朝が治めてたのヨ。
確かに、清朝は有名な国だったよね。
確かにイギリスとのアヘン戦争やロシアとの不平等条約の璦琿条約や北京条約、日本との日清戦争は有名だね。
辛亥革命が起こった結果、1912年に清朝は滅亡します。
なるほど!
今ある中国の政府は中華人民共和国で、台湾は中華民国だもんね。
確かに、第二次世界大戦の参入国は中華人民共和国ではなく、中華民国だ!
第二次世界大戦が終了した翌年の1946年に中華民国を掲げる国民党と中華人民共和国を掲げる共産党の対立が大きくなって国共内戦と呼ばれる内戦に突入したの。
この辺は中国に詳しい人じゃないと知られていないけど、中華人民共和国の共産党側の毛沢東と中華民国の国民党側の蒋介石の話だね。
あ!
一応、言っときますけど、歴史が好きな自分はもちろん知ってましたよ。(笑)
なるほど、ここで現在の中国が誕生したんだね!
そして台湾にて中華民国を継続したわけね。
うん、わかりやすい!
世界には中国と名乗る国が2つ!
中国大陸を支配する中華人民共和国と台湾島を支配する中華民国。
今言われている2つの中国ってこんな前からだったのか!
そりゃそうだよな。w
ちょっとアルバニア議決は内容が長いから眠くなるのでWikipediaさんに頼ります。(笑)
アルバニア議決についてはこちらからどうぞ。→アルバニア議決
アルバニア議決の後から現在の中国と台湾の状態になったんだね。
一つの中国を主張する中華人民共和国
ところでこの中国と台湾の成り立ちがオーストラリアのワーホリ人数とどう関係しているのかな?
中国は当然台湾の存在が気に入らないのね。それで中国は『ひとつの中国』という主張を世界に向けて発信したの。『ひとつの中国』とは台湾や香港、澳門などはすべて中国の一部であるという内容ヨ。
『ひとつの中国』は有名なステートメントですね。
『ひとつの中国』も少し長いのでWikipediaさんにお願いします。(笑)
詳しくはこちらからどうぞ。→ひとつの中国
近年中国がさらに経済力を強くしたことでこの活動が以前より更に強くなったわけですね。
結果、多くの国は台湾を未承認して、中国と国交を樹立しているわけね。日本もそのうちのひとつ。
確かに世界中を回ってみましたが、台湾の大使館はほとんど見なかったですね。
現在の台湾は以前のような中国の座を議論するのではなく、台湾を国家として認めてもらう方針に切り替えてるそうです。
長かったですが眠らずに最後まで歴史的背景は理解できましたでしょうか。(笑)
台湾人と中国人の奇妙な恋愛関係!
さて中国と台湾の歴史も理解できたのでここからが本題です!
なぜオーストラリアに多くの台湾人がワーホリするのか?
この理由を実話から話してみたいと思います。
オーストラリアのブリスベンで、一人の台湾人の友人ができました。
彼から聞いた驚きのエピソードを話したいと思います。
その出会った台湾人は中国人の彼女がいました。
彼らはもう付き合って1年近くなるそうですが、あることで必ず喧嘩になるそうです。
それは国籍!
なんと!
中国人の彼女は台湾人の彼氏の国籍を認めてないそうです。
それにイラっと反発するという台湾人の彼氏。
そりゃ怒るよって話なんだけど。
実に奇妙じゃないですか!?
お互いにマンダリン語(多少は違うが、日本人からすれば同じような言語)を話す者同士が国籍を認めないんですよ。
赤の他人を批判するならまだわかりますが、恋愛関係になるパートナーの国籍を認めてないんですよ。
こんな恋愛関係、実に奇妙じゃないですか?
ちょっと日本人には理解しがたいですよね。
日本で例えると・・・
関西弁を喋る彼氏の言語を日本語と認めない東京出身の彼女のようなイメージ?(笑)
この台湾人の話を聞き、彼らが何を目的にオーストラリアに来ているか理解できました。
台湾人達は国籍が欲しいという何とも言えない事実。
う〜ん、これにはさすがに考えさせられますね。
日本の政府はやはり台湾を国と認めないんですかね?
経済力が強い中国を敵に回すわけにいかないので、現状のようになってるのは理解できます。
が、台湾って実は凄い親日国家なんですよ。
2011年の東日本大震災における義援金は約141億円と言われています。
参考サイトはこちら。
日本外務省公式サイトに掲載されている諸外国等からの物資支援・寄付金一覧
ここまでしてくれている台湾を認めませんか?
まとめ
オーストラリアのワーホリって楽しむって印象しかなかったんですけど、この台湾人の話は凄い考えさせられました。
そんなこと思ってオーストラリアに来ている台湾人がいるんだって思いましたね。
人間社会は本当に複雑ですね〜。
そんじゃ、また。
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