3段階で判断!other, another, others, the other, the othersの違いを比較・使い方!
今回は似たような意味でちょっと違う英単語シリーズです。対象となる英単語はOther、Another、The Other、The Othersを調べてみました。これらはパッと見の意味で全て「その他の~」となりますが、何が違うのか見分け方や使い方が難しいですよね。TOEICの試験でもよく出てくるので、ちょっと調べて見ました。
【似ている英単語の使い方】「その他の~」の意味の英単語を把握!
今回は、英単語「その他の~」と表現する場合何があるか調べてみました。
早速「その他の〜」の一覧をどうぞ。
意外とあってちょっとビックリ。
しかもoneもこのグループなんですね。(笑)
英単語はモンスターになってもらいましょう。
今回のパターンと似ている英単語が実はあるんですよ。
それは冠詞!
冠詞についてはこの記事をどうぞ。
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まず今回の英単語を比較してみましょう。
otherを和訳すると「その他の~」です。
そして、anotherを和訳すると「その他の~」ですよね。
だから使い分けが難しいんですよね。(笑)
どちらも同じで使い方も違いはありません。
TOEICでもしっかり出題される代名詞問題!
次の問題はTOEICから抜粋したものです。正しく答えられますか?
この問題を解説したいと思います。解説書に従うと以下の通りです。
TOEICでは上記のような問題がパート5に出題されます。
用法をしっかり理解しておかなければ正解できないでしょう。
それではそれぞれの使い方を解説していきます。
otherとanotherの使い方!
まずはotherとanotherの違いです。
先ほどのTOEICの解説でわかった方もいると思いますが、使用できる名詞の形に注目するとよいです。
otherは複数形の名詞のみ使用可能です。
一方、anotherは単数形の名詞のみ使用可能です。まずはシンプルに名詞の形で理解しておくとよいです。
otherの使い方
otherの持つ意味ですが「その他の~」となります。
つまり必ずotherの後ろに名詞が必要になります。
つまりotherは名詞を修飾するので形容詞になります。
具体例を挙げると以下の場合、otherを使用します。
ここで使用されるotherとは”他に”質問はありませんか?の意味です。
つまり状況は既に1つ以上の質問がされており、その他に不特定の質問があると想定した人が尋ねる疑問文になります。
質問は一つとは限りませんので、複数形の名詞としてしようされます。
anotherの使い方
次にanotherですが、意味は「その他の~」もしくは「その他」となります。
注目して欲しいのは形容詞と名詞の双方で使用できる点です。
anotherを指定する場合は、不特定の集合から1つを特定した状況です。
具体例を挙げると以下の場合、anotherを使用します。
ここで使用されるanotherは”他の”本になります。
つまり状況は本を与える場面にて同じ本がたくさんあり、手元に持っている本ではなく、別の同じ本を与える場合です。
集合の中から特定の本を選んだ状態で、更に別の本を特定して表す場合にanotherを使用します。
otherとanotherをそれぞれ図解にして示してみます。
図では既に1つはわかっている状態から見たotherとanotherです。
otherは他の不特定の集合を示す場合に使用します。
anotherは集合の中から一つを特定して示す場合に使用します。
the other, others, the othersの比較
otherにはthe other、others、the othersとなり得る場合があります。
theが付くものは”特定”ができる場合に用いります。
先ほどの説明の中でotherは「その他の~」という意味で説明しました。
つまり言い換えれば「残りの~」と捉えることが可能です。
今回のtheが付く場合は、意味を「残りの~」と考えると非常にわかりやすいです。
こちらも具体例を挙げて説明していきます。まずはthe otherです。
この場合はthe otherと表現できます。
ここで疑問に思われる人は鋭いです!
anotherはダメなのか?
確かにもう一つを断定できるのであればanotherでもよさそうです。
anotherとthe otherの使い方の違いはこの様に覚えると非常にわかりやすいです。
another は「別の一つのもの」で the other/the others は「残りのほかのもの」。
つまりthe otherを使用する場合は最後の一つの場合に使用します。ではthe othersはどうかといえばこれも同じです。
最後の残りが複数ある場合、その集団をさしてthe othersを使用します。こちらも具体例を挙げて説明します。
この場合、2回目に取得した1つのリンゴはanotherと表現できます。
集団の中から特定の1つを取得しているからです。
この取得が複数になる場合はothersを使用します。
こちらも具体的なを挙げて説明します。
この場合、2回目に取得した2つのリンゴはothersと表現できます。
集団の中から複数のリンゴを取得しているからです。
そして残ったリンゴを指してthe othersと表現できます。
one, some, other, another, others, the other, the othersの比較
今度は全部ひっくるめて考えてみましょう。
まずは簡単なoneとsomeです。
oneとsomeは以下の質問で簡単に判断できます。
集合から選んだモノは単数か、複数か??
集合から選んだモノは単数か複数かによって異なります。
単数の場合はoneを使用します。
複数の場合はsomeを使用します。非常に単純です。
その他の英単語は以下の質問を段階的に行えば判断できます。
1.名詞は「その他の~」か「残りの~」か?
2.名詞が単数か、複数か?
3.品詞は何か?
まず名詞は「その他の~」か「残りの~」であるか判断します。「残りの~」と使用する場合は、the otherもしくはthe othersを使用します。
「その他の~」と使用する場合は、another, other, othersを使用します。
次に名詞は単数か、複数か判断します。まず「残りの~」となった場合に単数であればthe otherです。複数の場合はthe othersです。
「その他の~」となった場合に単数であればanotherです。
複数の場合はotherかothersです。
最後にまだ判断されていないotherとothersの分別ですが、使用される品詞を確認すればわかります。
形容詞として使用される場合は、otherです。
名詞として使用される場合はothersです。
まとめ
英語は日本語と違って名詞の数によって単語が変形します。
冒頭でも取り上げましたが、冠詞もその例の一つです。
TOEICでも出題頻度の高い問題なのでしっかり理解していきましょう。
そんじゃ、また。
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