俺が見た国、中国 ~ 洛陽編 其之参 ~
俺が見た国シリーズ初の洛陽編も今回の第3弾でおしまいです。今回は初めて中国へ渡航した時に食べた食事を自分なりの感想で書きたいと思います。何事も初めてと言うのは緊張するものですが、意外と一歩踏み出すとイケると思えてくるもんなんですね。不思議です。(笑)
第1弾はこちらから。
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第2弾はこちらから。
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中国で初めて食べたパクチーにてんやわんや
中国の食事で一番印象に残ったもの、もしくは一番口に残ったもの、それはパクチーです。
そもそもパクチーをご存知でしょうか?(コリアンダーなんて言われたりします。英名はシラントです。)
日本の食卓にはあまり出てこないかも知れないですが、中国をはじめ東南アジアの家庭では一般的な食べ物なんですね。
見た目通りの葉っぱなんですが、匂いが独特で強い!
消臭効果があるようで、薬草として料理に入れられています。
しかしながら、パクチー自体がいい感じに臭いを発するので、消臭効果とは言い難いです・・・。
当時パクチーに慣れていない自分には好ましくない食べ物でした。
なぜならその癖のある強い臭いが口を支配するからです。
中華料理、特に魚が使われている料理にはこのパクチーが必ずと言っていいほど入っているんですね。
なぜなら洛陽は内陸の都市なので、取れる魚は淡水魚です。
淡水魚は海水魚に比べて臭いが強く、泥のような臭いを含んでいることが多いのです。
従ってその臭いを消す効果があるパクチーを料理に使う文化があるわけなんですね〜。
でもパクチー慣れたら美味しいですよ。
今ではパクチーそのまま食べれますから。
あとパクチーを食べれるようになると兄弟のようなパセリも食べれるようになります。(笑)
人間の最も偉大な能力はこの慣れという克服かも知れません。
中国人は料理を大量に頼む
中国という国は面積が日本の26倍もある国です。
つまり全てがデカい!んですよ。
もちろん食事も大量なわけです。
日本では食事を残すことはマナーが悪いと言われますが、中国では逆です。
食事を食べきってしまうほどしか提供できてないのはマナーが悪いそうです。
つまり、中国では残して当たり前なんですね。
自分たちはゲストとして中国へやってきたわけですから、中国人の友達が豪華な料理をそれはそれは豪勢に振る舞ってくれました。
これでもかと次々に出てくる中華料理にお腹いっぱいです。
でも中国人達はニッコリして食べろといいます。だからこっちもニッコリして「好吃(ハオチー)」と言って誤魔化すわけですね。(笑)
中国では大昔、皇帝の為の食事は3食分つくられていました。
見るための食事、嗅ぐための食事、そして食べるための食事です。
なんて贅沢な国なんでしょう。日本の天皇陛下もこんな食事だったのかな?
中国と言えば回転テーブル
中国の食事をイメージすると何が出てきますか?
回転テーブル!
中華レストランへ行けば解りますが、大体のレストランは回転せずとも円形テーブルを使用しています。
そして円形テーブルと並んで特徴があるのが、食器です。
中華レストランでは、食器一式がラッピングされて出てきます。
ちょっと想像しにくいでしょうから、写真を拝借して説明します。
まず開封前はこんな感じでテーブルの上に置かれています。
包装されたラップをはがして使うわけですね。
ラッピングに文字が書かれているので、このラッピングも専門業者があるのだと思います。
日本には無い産業ですね。(笑)
そして開封して直ぐに「頂きます」とはならないんです。
中国では日本のお冷にあたる飲み物の代わりにお湯が出てきます。
これは中国風のおもてなしのようです。
このお湯を使って開封した食器を各自で洗います。
湯きり用の容器がテーブルにしっかり用意されていました。
中国人の友達はとても手際よく一回のお湯で全ての食器を洗っていました。
慣れるまではかなりお湯をこぼします。(笑)
中国は広い!地方によって味付けが全く違う!
日本で食べる中華料理を想像して欲しいのですが、中華料理は甘辛い味付けか、本当に辛すぎる味付けが多いと思います。
しかーっし!
中国は広い国なので、地方によって味付けが違うようです。
自分なりに地図を使って中華料理の違いを書いてみたいと思います。
山東料理(北京料理)
ここからはせっかくなので中華女子シャオシャオに説明してもらいましょう。
ここから私が説明するアルネ!
地図のピンク色の部分が華北と呼ばれ、首都の北京や青島、洛陽なども含まれる地域です。中国の歴代王朝の首都がおかれた地域です。ここの地域の食べ物が一番日本に馴染がある中華料理かも知れません。
透明なコンソメスープと白く芳醇な牛乳スープがよく使われ、ねぎなどを香味料に使うアルヨ。
また海が近いことから海鮮を使った料理が多いアルヨ。
北京で食べた食べ物で一番好きだったのは、水煮魚。この唐辛子が辛い辛い。どうやら唐辛子は食べないのが普通らしいです(笑)。そして後で調べたところ、水煮魚は四川料理らしいです。(笑)
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江蘇料理(上海料理)
地図の黄色の部分が江蘇地域と呼ばれ、最大都市の上海や、南京、世界遺産西湖がある杭州がある地域です。近代の中国で一番発達している地域です。上海や寧波は古くから港町として栄えていたので、商船の物資もここに運ばれてきました。
一般的に素材がやわらかくなるまで調理して、形が崩れてしまうほどにはやわらかくしないネン。
各皿の盛り付けは色や形の調和を重んじ、スープを用いて風味を増すことを大事にしてるアルネ!
上海で食べた料理の感想は”甘い!”です。中華料理でもバカみたいに辛い食べ物から甘いと思う料理がありませんか?あんかけ系の食べ物はこの地方の名物のようです。
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広東料理
地図の青色の部分が広東地域と呼ばれ、広州、香港、澳門などがある地域です。「食在広州(食は広州にあり)」と言われるほど、中国人の中でも広東省の食事は特別のようです。
この時は広東料理は食べませんでした。中国人が広東省の人を「広東人は飛ぶものは飛行機以外、泳ぐものは潜水艦以外、四つ足は机と椅子以外、二本足は親以外なんでも食べる」と言っていました。広東省では何でも食材にしてしまうようです。ゲテモノ系を食べたい時は広東省へ。
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四川料理
地図の赤色の部分が四川地域と呼ばれ、成都や重慶など内陸地域です。四川料理の名前は日本でも有名で、イメージ通り、とにかく”辛い”です。
インド料理やタイ料理でもスパイスを多く使い辛いアルヨ。それと同じで高温多湿の地域ならではの食の工夫アルネ!
四川料理の代表的食べ物に”火鍋”があります。陰陽マークの鍋を使って通常の辛さと尋常じゃない辛さを一度に楽しめる鍋料理です。尋常じゃない辛さとは、まさに尋常じゃないレベルでした。
豆腐が具材にあったのですが、それを鍋に入れ、取りだしたら白い豆腐が真っ黒になってでてきました。真っ赤ではなくて真っ黒です。赤を通り越して渾身の辛さ真っ黒になってでてきました。そしてお味は・・・。もうお分かりいただけると思います。食べ過ぎ注意ですが、中国へ行かれた時はぜひ挑戦してみてください。
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この他にもまだ地方ごとに違った味付けがあるようですが、実際体験してないので、割愛します。知りたい方はご自身の舌でご確認ください。笑
テレビで見る中国と実際に行った中国
今も昔(2008年)も変わらず思う事があります。それはテレビで知る中国と実際に行った時に触れる中国は別だということです。
テレビの情報は少なからず大げさに言っています。それには何かしらの意図があって行っているのです。
”中国=悪い国”と考える人がいるのは非常に悲しいです。
正しい情報と言うのは自分の目で見なければわからないと思いますが、テレビの情報を鵜呑みにして欲しくないです。
これは中国に限らずです。海外の情報は日本国内にいてはわからないことだらけです。
中国は日本からわずか2時間かからない程度で行ける距離にある国ですから、時間を作って渡航してみてください。
食事は本当に美味しいですよ!スケールが大きいのも中国らしさです。
そんじゃ、また。
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