俺が見た国、中国 ~ 洛陽編 其之壱 ~
今回はいつもとトーンを変えてガッツリ旅について書きたいと思います。人生で初めてバックパッカーしたのはタイとカンボジアなのですが、実はその前に中国へ渡航した経験があります。中国の旅があったからこそ、今の自分があると言ってもいいかもしれません。
初めての海外は脅されまくった
中国へ渡航したのは2008年になったばかりの時でした。
当時アルバイトしていたラーメン屋の同僚に中国人がたくさんいて、興味本位で中国語を真似していました。
そしたら中国人と仲良くなってある日”中国へ遊びに来ないか?”と誘われたのです。
今でこそ世界の行きたい所へグングン行くようになりましたが、当時の自分には海外へ渡航するなんてことは壁がとても高く、未知のアドベンチャーでした。
そして渡航先が中国となれば周りから色々と”脅し”が入ります。
今思えば2008年の中国は既に経済成長が成熟期に入ったくらいかと思います。
GDPの順位も日本を既に抜いて世界2位になるまでの経済大国になっていたのですが、当時周りにいた友達や知り合いに本当の中国を知っている人はいませんでした。
中国へ行くと言うと”危ない・危険!”とめちゃめちゃ脅されたのです。
誘ってくれた中国人の友達からもとりあえず危ないと一言御忠告がありました。
ヨ。ダカラ財布ハ前ノポケットニシマッテオイテ。
具体的な忠告はこんな感じです。
海外では日本で普通に行っている行為自体が、危険だったりする場合があると気づいたんですね。
日本語で話しかけてくる人には気をつけてねって言われても。。。
でもこれは確かにその通りだなって思います。
海外へ行こうと思ってる方は注意してください!間違えないです。
中国の古都洛陽を訪ねる旅
当時は航空券の手配も全て中国人の友達にやってもらいました。
今と全く違う自分にびっくり。(笑)
海外保険も入った方がいいよとか、パスポートの取得とかやることが色々あって大変でしたが、それも楽しみの一つですよね。
行先は中国の河南省洛陽市です!
洛陽と言えば三国志の世界で有名な魏の首都です。
中国のほぼ中心あたりにあります。
河南省洛陽市はこのあたり!
中国人の友達から誘われていなければきっと中国へ渡航することもなかったと思います。
この洛陽の旅が人生で初めて日本語以外の言語を勉強してみようという気にさせたキッカケになったんですね〜。
以前の記事で英語の勉強を始めたキッカケを書きました。よかったら下記リンクからどうぞ。
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実は英語を勉強する前に中国語を勉強しようと試みたことがあるのです。
そのキッカケがこの洛陽の旅なんです。
しかし、中国語の発音が難しくてなかなか覚えられず、社会人になってすぐに挫折してしまいましたが。(笑)
初めての中国!北京首都国際空港
初めて中国へ渡航した時は、福岡から韓国のソウル経由で中国の首都北京まで飛行機で行きました。
当時、バイト先で大学2年生だった後輩と一緒に同僚の中国人の張さん宅へ訪問することになりました。
今回張さんが日本人の自分達を誘ってくれたのは理由があります。
仲良しだったのもありますが、張さんと今では奥さんになる当時の彼女と、張さんの地元洛陽で結婚式を挙げるので来ないかというお誘いでした。
結婚式の予定もあり、張さん達は自分達よりも先に中国へ帰国してました。
つまり、日本からは自分と後輩の2人だけで洛陽を目指す事になったのです。(汗)
正直、海外はじめての20歳そこらの人間が自力で他の国の地方都市へ行けるなんて思ってませんでしたから、とても不安でした。(汗)
それもそうですよね、当時の自分は東京を歩くだけで色々と感動していた田舎っぺでしたから。(笑)
福岡から飛行機に乗り、まずは隣の韓国の首都空港を担う仁川国際空港へ到着しました。
今回はトランジットなので仁川で降りずに乗り継ぎの飛行機へ乗り換えでした。
ほぼ初めての海外旅行ですから、とても緊張してましたが、意外と出発したらどうにかなるなと思ってきました。(笑)
仁川国際空港から更に北京国際空港行きの飛行機へ乗り換えて出発しました。
そしてここで助け船があるのです。
北京首都国際空港に張さんの友達が待っているから合流するように言われてました。
しかし、本当に北京でしかも面識のない人と合流することなんて可能なんでしょうか?という疑問と不安がありました。(笑)
そして北京へ到着して、入国審査も終え、無事に中国入国スタンプをパスポートに押してもらいました。
この初めての国のスタンプを押してもらえる感覚は非常にいいですよね!
ここからがいよいよ本格的な海外旅です。
すると、北京空港の出口にてイキナリなんと!
富田(字が違うけどw)&龍(後輩の名前)!と書いてある厚紙を持った中国人が立っているではありませんか!
そう、張さんの友達と再会したのです。なんて簡単なんだ・・・。
余りにも簡単に会えたので、最初疑いましたが(笑)。と言いつつもこの時の安心感はハンパなかったです。
中国の首都北京のイメージと事実
中国の首都北京のイメージは!?当時、初めての中国だったので勝手なイメージで中国人みんな自転車に乗っているものだと思ってました。
そして皆ラーメンマンの様な髪形をして、チャオズの様な帽子を被っている子供がいて、春麗の様な恰好をした中国人女性を想像していました。
言い過ぎか。(笑)
ところが、実際来てみた中国の首都北京は大都会で、車がバンバン走っていて、お洒落なカフェなんかもありました。
自分達を迎えに来た張さんの友達はAudiに乗ってお出迎えです。
彼らは日本語が話せるので日本語で色々と教えてもらいました。
街並みはビルがたくさんあり、道も片側6車線ほどあり広大で、立体交差点も多く、本当に都会でした。
もちろん、中国らしさがあるのですが、思っていた中国よりはるかに近代化している北京だった印象があります。
張さんの友達から万里の長城や天壇公園などの世界遺産から北京で有名な料理などを食べさせてもらい、大満足。
なんなんだ、彼らに会うまでの不安はどこへ?(笑)
既に北京だけで中国の旅に大満足してしまいました。
海外の旅は本当に新鮮で今まで知らなかったことを後悔させてくれたのと、これからもっと沢山の事を知りたいと思う欲望が高まったんですね〜。
北京市から河南省洛陽市へ
北京で2日ほど滞在した後に、北京西駅から寝台列車で河南省洛陽市を目指しました。距離にして約800kmです。
日本で800kmと言えば、東京から大阪を越えて岡山くらいでしょうか。それくらいの距離があります。
さすが中国です。北京と洛陽はまだ近い方ですからね。
因みに、寝台列車に乗ったのはこの時が初めてです。
今の日本では寝台列車は、他の列車と共存することが難しく、無くなろうとしている存在です。
寝台列車はまさに”旅している”という感覚にさせてくれる旅要素の一つです。
更に中国語と日本語の違いに興味を持ちました。
日本語では電車ですが、中国語では火車になるのです。
日本語と中国語は世界的に見ても同じ類の言語だと思いますが、微妙に表現する言葉が違います。
似てるけど”微妙に違う。”この感覚が当時の自分を楽しませてくれる要素の一つでした。
さて、寝台列車に揺られ、やってきました中国の古都洛陽市。続きは其之弐にて。
そんじゃ、また。
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