英語特有の冠詞について徹底解説!冠詞は2段階で判別しよう!

2018年5月8日

英語の勉強を初めて最初に気になったのがa(an)の存在です。英語特有の品詞である冠詞の存在は日本語の文法構造では表示されませんが、英語では常に意識する文法要素になると思います。

冠詞の存在意義

冠詞とは名詞の前に付く、不定冠詞(a, an)と、定冠詞(the)のことです。

よく目にする品詞ですが、よく見落とされがちな品詞でもあります。

また不定冠詞と定冠詞もしくは無冠詞なのか選択する問題もTOEICなどで多く出題されるため、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

冠詞の存在意義をまずしっかりと確認しましょう。冠詞とは【a,an,the】のたった3つから構成されています。

この3つを2つのグループへ分けることができます。一つは不定冠詞【a,an】です。

もう一つが定冠詞【the】になります。

大前提で覚えておいて欲しいのが、不定冠詞も定冠詞も名詞の前のみ適用されるということです。

つまり重要事項をまとめると以下のようになります。

・冠詞は3つしかない。a,an,theのみ。
・冠詞は必ず名詞の前にある。

それでは不定冠詞と定冠詞の使用方法をそれぞれ紹介していきましょう。

不定冠詞の意味と用法

まず不定冠詞とはaとanのことです。

この2つの違いは冠詞の後に続く名詞によって変化します。

まずanですが、後に続く名詞が母音から始まる名詞の場合にanを使用します。

母音とは【a,e,i,o,u】の5つです。

この5つから始まる名詞の場合anを使用します。

その他、子音から始まる名詞の場合はaを使用します。

それでは不定冠詞がつけられた場合の意味と用法を説明していきましょう。

1つの~

示す名詞が1つであることを表す時に冠詞が用いられます。以下のような表現になります。

”I have a pen.”
私はペンを持っています。

”I have an apple.”
私はリンゴを持っています。

ここで重要なのは『1つの~』とわざわざ表現しなくても大丈夫です。

より正確に表現するのであれば1つの~と付け加えてもいいですが、一般的ではありません。

不明な存在

不明な人物や物体を示す名詞を表す時に冠詞が用いられます。以下のような表現になります。

”A person has an earring.”
その人はイアリングを持っています。

冠詞の後に続く名詞が子音か母音かによって不定冠詞が変化していますよね。

基本的に子音の名詞が多いので普段はaを付け、母音にanを付ける認識を持っていれば大丈夫です。

期間の最小単位

1時間や1日、1週間、1年など期間の最小単位には不定冠詞を使用します。以下のような表現になります。

”I have been here for a week.”
ここへ来て一週間です。

”You might play soccer for an hour.”
サッカーを一時間遊ぶことができます。

ここで注目して欲しいのがhourの前にある不定冠詞がanになっていることです。

hは子音ですが、なぜ不定冠詞はaではなくanなのでしょうか。それはなぜでしょうか。答えは発音にあります。

hourの発音を聞いてみましょう。

hourの発音はourとなるため、母音のoの発音となります。

従って不定冠詞がanとなります。

この辺が英語を複雑にしている原因なんですけど、頑張りましょう!(笑)

一般的総称

鳥や、イルカなど一般的総称のものを表現する時に不定冠詞が使用されます。

”A dolphin swim fast in the sea.”
イルカは海を早く泳ぎます。

A lion~、A picture、など一般的総称を表現する時に不定冠詞を使用します。

一般的に表現される名詞には不定冠詞を付けるのが基本です。

定冠詞の意味と用法

定冠詞とはtheのことです。主に既にわかっている名詞を表現する際に使用されます。

また定冠詞を使用することで名詞個体を特定するという意味があります。

従ってたくさんある同じ個体の中から一つの個体を示す時に定冠詞を使用します。

それでは定冠詞がつけられた場合の意味と用法を説明していきましょう。

既知の名詞を示す場合

会話や文書において既に1度以上表現されている名詞については不定冠詞を使用せずに定冠詞を使用します。

”Do you like this book?”
この本は好きですか?

”Yes, I like the book.”
私はその本が好きです。

この場合、本を特定します。ただし、定冠詞を使用する場合は、その前に1度以上、その本について表現がされていることが条件となります。

表現されてなくてもわかる場合

一度も表現されていない名詞でも定冠詞を使用することができます。

”Could you take the paper?”
その紙を取ってくれる?

先ほどの使用方法とは逆ですが、一度も表現されていない名詞でも会話主同士が認識しあえる名詞であれば定冠詞を用いて表現します。

特定の固有名詞

通常、冠詞は固有名詞には使用されません。

なぜなら冠詞とは特定する為の品詞であり、固有名詞は既に特定されている名称だからです。

しかしながら、例外もあります。

”the Atlantic ocean is the second largest ocean.”
大西洋は二番目に大きな海洋です。

名詞 of 名詞の場合theが使用されます。

”the University of Cambridge makes this educational program.”
ケンブリッジ大学がこの教育プログラムを作ります。

この例では、固有名詞にも定冠詞を使用します。

なぜなら固有名詞がただ一つだけの存在である場合です。

形容詞で表現する

形容詞で表現する場合に定冠詞を使用します。

”11 years old is the young.”
11歳は若い人です。

11歳は若いという意味を短縮してthe youngで若い人と訳せます。

形容詞が名詞を包括する場合に定冠詞を使用します。

不定冠詞や定冠詞が使用されない無冠詞

冠詞はすべての名詞において使用されるわけではありません。この無冠詞パターンは多少の例外がありますが、次のように定義できます。

名詞は可算名詞か不可算名詞かで冠詞が必要かどうか分かれます。
可算名詞には冠詞が必要です。
不可算名詞には冠詞が不要です。
シンプルに表現すると。
複数形が存在する名詞には冠詞が必要です。
複数形が存在しない名詞には冠詞が不要です。

具体的な例で『apparatus』と『equipment』があります。共に和訳すると装置を表現する単語になります。

『apparatus』には複数形が存在するので可算名詞となり冠詞が必要です。

一方、『equipment』には複数形が存在しないので不可算名詞となり冠詞が不要です。

具体的には以下の表現が不可算名詞となります。

【食事】
食事は不可算名詞なので無冠詞です。

【交通】
交通は不可算名詞になります。厳密にはカウントできるのですが、英語ではカウントできません。

【季節】
季節は不可算名詞なので無冠詞です。

【意味によって変動する名詞】
抽象概念を表す抽象名詞の場合は無冠詞です。

例えば雨rainは抽象名詞で使用すれば無冠詞ですが、今日の雨など特定できる場合は物質名詞となり、冠詞が必要になります。

この場合、今日の雨と特定できるので定冠詞を使用します。

まとめ

冠詞の問題は必ずと言っていいほどでます。冠詞を考慮するのであれば2段階思考がいいでしょう。

1段階目:名詞が可算名詞か不可算名詞か判断する。
2段階目:その名詞は特定されているのか、それとも不特定な存在なのか。

その2段階で考慮すると答えがわかると思います。

日本語にない文化なので慣れが必要ですが、アカデミックな英語を取得するのであれば必須事項ですので、覚えていきましょう!

そんじゃ、また。