TOEICは本当に必要なのか!?英語学習について考えてみた!

2017年5月24日

英語学習において一度は耳にする試験TOEIC、実際に受験された方も多いのではないでしょうか。2016年現在の日本社会において英語能力の判断基準としてTOEICを採用している企業は多いです。一昔までは英検がこの役目を担っていましたが、現在はTOEICの方が優勢だと思います。そこで今回はTOEICについて考えてみました。

TOEICについて

※このパラグラフはTOEICについて説明する文書になります。既に解っているという方は飛ばしてください。

まずTOEICについて説明したいと思います。TOEICには大きくわけて3種類あり、TOEIC L&RTOEIC S&WTOEIC Bridgeがあります。

TOEIC L&R

現在日本で最も重宝されているのはL&Rの方で、こちらはリスニングとリーディングから成り立つ試験になります。

一般的にTOEICを受験するとなった場合、このTOEIC L&Rを示していると考えて大丈夫です。

試験結果は合否判定でなく990点満点のうち、何点を取得できたかを計測するテストになります。

身近な内容からビジネスまで幅広くどれだけ英語でコミュニケーションできるかということを測ります。

TOEIC S&W

TOEIC S&Wがあり、スピーキングとライティングから成り立つ試験です。

こちらもTOEIC L&Rと同様にそれぞれ200点満点のうち、取得した点数を元に9段階で評価するテストになります。

英語でコミュニケーションをするために必要な、話す、書く能力を測定するテストです。

TOEIC Bridge

TOEIC Bridgeは元々あるTOEIC L&Rが多くの企業や学校へ浸透した背景を受け、開発されたプログラムで、L&Rより更に「易しくて」「日常的で身近な」「時間の短い」 初級学習者向けのテストとして位置づけされています。

TOEIC Bridgeの試験内容はL&Rと同じく、リスニングとリーディングから成り立っており、設問も時間も半分です。

TOEICの勉強と一般英語の違い

※今後TOEICと表現するものは全てTOEIC L&Rを基準にしたものになります。

その他のTOEICテストと混同しないようにしてください。

TOEICは本当に意味があるのか?というタイトルで記事を書いていますが、このように考える経緯があります。

それは英語留学業界関係者と関わらさせていただく機会があるのですが、多くの人がTOEICに対して不要だと考えているからです。

全員ではありませんが、そのように考える人は事実多いです。

さて自分の意見ですが、目的がなければTOEICの勉強をわざわざする必要はないと思いますが、一つの英語能力の指標としては評価されていいテストだと思っています。

グローバルスタンダードの試験でアジアを中心に評価されているテストです。

一定以上の知識がなければ高得点を取得はできないので、英語技能評価できる試験だと思います。

では、なぜ必要ないという評価をする人が多いのか

その理由は他にある英語技能を図る試験との比較が大きいと思います。

TOEICとIELTSやTOEFLの違い

TOEICの他にも英語技能を図る試験はたくさんあります。昨今ではグローバルスタンダードの試験を好む傾向があるため、衰退しましたが日本国内でも英検などがあります。

2016年現在、最も人気のある英語技能試験としてTOEIC以外にはIELTSやTOEFLと言った試験があります。

TOEICが一部の人に評価されないのは、これら他のグローバルスタンダードの試験の存在のような気がします。

主な理由はTOEICの場合、リスニングとリーディングより技能評価を行いますが、IELTSとTOEFLにおいては4技能で評価を行います。

その4技能とはTOEICにスピーキングとライティングを加えたものです。

TOEICでもTOEIC S&Wが用意されていますが、一つの試験で評価されるわけではないです。

一方、IELTSやTOEFLは一つの試験で4技能全てを包括することからTOEICより高い評価を得ています。

また従来の英語教育の見直しにおいて一番評価されているのはスピーキングです。

これまでの日本教育で習う英語は机上の学問にすぎませんでした。

しかし、グローバル社会では文書の読み書きに加えて実際に外国人と会話や会議を行う事が日常的になってきています。

従って、リスニングとリーディングしかないTOEICではスピーキングの要素を図ることができないのです。

これらの理由からTOEICを低く評価する人がいるわけです。

TOEICは英語学習に必要な要素を踏まえている

特徴としてビジネス英語に特化した問題で構成されています。

従ってリスニングにおける会話シーンでは、4つのネイティブ英語が混同された会話から聞き取るといった工夫もされています。

4つのネイティブとはアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダです。

それぞれの国によって訛りや癖があるので、慣れていなければ聞き取りが困難だと思います。

そこがTOEICの試験としての強みであると思います。

また日本社会における英語の必要性を考えた場合、まだビジネスで英語を使用するシーンの方が生活で使用するシーンよりはるかに多いので、ビジネス英語の習得は十分に効果があります。

TOEICの勉強を行えばわかりますが、高得点を取得するにはかなりのビジネスに纏わるボキャブラリーを必要とします。

ボキャブラリーなどは使用して覚えていくの繰り返しとなるので必要不可欠な要素になります。

それらを踏襲している試験としてTOEICを個人的には判断基準として評価しています。

実用英語とTOEICの比較

実用英語とは英語圏の国で日常的に会話するために必要な英語技能を表しています。

その日常で使用する英語とTOEICの内容ではどれくらい違うのか、テスト内容と英語圏で生活した経験から比較してみたいと思います。

日常会話とTOEICのリスニング

TOEICで行われるリスニングは多少ゆっくりと会話しているスピードです。

実際の英会話では、試験のようにハッキリと発音もせずまた訛りが強いので実際の英会話の方が聞き取りにくいかと思います。

しかしながら、TOEICのシーンはビジネスで、想定としてネイティブスピーカーが日本人もしくは非ネイティブスピーカーに対して会話するシーンを想定すると的を得ています。

また新形式では「umm」などの間投詞が会話文に取り入れらるようになりました。

より実際の会話に近い表現で問題が出題されるようです。

単語は最低限必要レベルの単語を踏襲しているレベルですので、高得点を取るにはそれらを覚える必要があります。

ビジネスシーンにおけるTOEICのリーディング

ビジネスで必要な単語は日常会話では包括できないと思います。

逆にビジネス会話で使用する単語は日常会話でも使用できるレベルは十分に補えると思います。

しかしながら、日常会話で使用すると多少かしこまった表現になるのは否めないと思います。

ビジネスに限らずメールなどの形式を自然と問題から覚えていけるのもリーディングの特徴かと思います。

英語でレターやメールを作成するのはある程度の形式を知っておかなければ常識がないと思われてしまいますからね。

しかしながら、日常でチャットする程度であれば形式を意識しなくても大丈夫だと思います。

TOEICの弱点

弱点は主題傾向が既に出回っていることです。新形式になり、3割ほどの問題は従来の問題と違いますが、それでもやはりパターンはあります。

TOEICは暗記するだけで高得点が取れる試験だと言われるのはこの部分です。

またTOEIC L&Rだけだとスピーキングとライティングの要素がないため、総合的な技能判断は難しいと思います。

併せてTOEIC S&Wを受講してスコア提示することでTOEICにおける総合判断が可能となります。

まとめ

TOEICはIELTSやTOEFLに比べて世界的な知名度は低いですが、日本国内においてはどのテストよりも重宝されているのが現状です。

TOEICを必要ないという人もいますが、自分はTOEICも立派な英語技能検定であると捉えています。

当然ですが、高得点を取得されている方には、英語技能の有識者として判断できると思います。

そんじゃ、また。